不安①:派遣というと、短期間の期間限定でしか働けないのでは?

派遣エンジニアは短期間で働く場所を転々とするのではないか、という質問は本当によくいただきます。しかしながら、技術者派遣の場合、こうしたイメージとは異なるケースが多いのです。実際のところ、派遣されたエンジニアは、契約を結んだ派遣先企業で長期間働く方が多いです。5年、10年と同じ企業で勤務を続ける方も珍しくありません。クライアント先での研究・開発業務が完了しても同じ企業内の別の業務へ移るケースも多く、安定した就業が可能な場合がほとんどです。

事前に同じ企業で長期的に働いている方がいるかを確認しておくと安心です。

不安②:親が派遣にいい印象を持っていません

親御さんが派遣にいい印象を持っていないという場合は、雇用が不安定というイメージをお持ちである場合が多いです。派遣と聞くと、3か月や半年など短期の仕事を想像する方も多いかもしれません。確かに、派遣には「登録型派遣」と呼ばれる形態もあり、契約終了とともに雇用も終了します。

一方、技術者派遣は「常用型派遣」が主流です。これは、派遣会社の正社員として雇用され、派遣先が変わっても雇用は継続される形態です。「派遣」と名前がついていますが、働き方は正社員と変わりません。多くの場合、給与は月給制で、賞与支給もあります。企業によっては、ユニークな福利厚生や社員への継続的な教育体制も整っており、定年まで働くことも可能です。このような登録型派遣と常用型派遣の違いを説明すると、安心してもらいやすいのではないでしょうか。

また、技術者派遣のメリットを説明すると理解を得るのに役立つかもしれません。派遣エンジニアの特徴は、複数の企業で様々な経験を積めることです。派遣先や業界が変われば新しい技術に触れられ、エンジニアとしての視野を広げることができます。様々な業界や業務に携わることで自身の価値を高めていきやすいのが技術者派遣という働き方の大きな魅力です。

こうした雇用形態やキャリアのメリットを伝えることで、親御さんにも安心していただけるはずです。

不安③:派遣先で孤独を感じそうで不安です

「派遣エンジニアは現場で孤立しそう」という不安もよく耳にしますが、実際の現場で派遣エンジニアが孤立するというケースはほとんど聞きません。同じ派遣会社の先輩や同期と一緒に働く環境が整えられていることが多いようです。

また、同じプロジェクトで働くチームのメンバーとは長期間一緒に働くため自然とコミュニケーションが生まれますし、業務時間外や休日などにプライベートでの交流もあります。関係性は徐々に築かれていきますので、過度に心配する必要はありません。派遣エンジニアなのかメーカーのエンジニアなのかは現場ではあまり意識されていません。

また、同じ時期に入社した同期とは、新人研修中に強い絆が生まれることが多いです。派遣先は異なっていても、イベントや研修などを通じて同期とのつながりを継続できます。

自分からも積極的にコミュニケーションを取る姿勢があれば、孤独を感じることはほとんどないと思って大丈夫です。

技術者派遣を詳しく知れば、不安よりも「可能性」が見えてきます

技術者派遣という働き方は、短期的や不安定といった印象を持たれがちですが、実際には安定した働き方ができ、エンジニアとしての技術を磨く環境も整っています。ぜひ、色々と情報収集いただき検討してみてください。