技術者派遣とは?

技術者派遣とは、派遣会社に所属するエンジニアが、メーカー等の様々な企業に派遣されて開発や設計などの技術業務に従事する働き方です。多くの派遣エンジニアは、派遣会社の正社員として雇用され「常用型派遣」という形態で働きます。派遣会社と無期雇用契約を結んだうえで、様々な業界やクライアントの業務で経験を積むことができます。

「派遣=不安定」と思われがちですが、実際は正社員として安定的に働き続けられます。

派遣エンジニアとメーカーエンジニア、その違いは?

プロジェクトの一員として与えられた役割を遂行するという点では、違いはほとんどありません。あえて違いを挙げるとすれば、長期的なキャリアパスが異なる場合があります。メーカーエンジニアは、ジョブローテーションにより、営業や管理部門など幅広い職種を経験するケースが増えています。一方、派遣エンジニアは、定年まで現場一筋でエンジニアとしてのキャリアを追求する専門職志向の方が多いです。

専門性を高めたい方にとっては、技術者派遣は自身のスキルアップに集中しやすい環境といえるかもしれません。

技術者派遣の仕事内容と種類

一口に技術者派遣といっても、業務内容は派遣会社ごとに異なります。研究開発や設計など、モノづくりの最上流工程に特化している会社もあれば、製造ラインでの組み立てや調整といった製品を形にする工程に強みを持つ会社もあります。

技術者派遣会社ごとに担当する工程や分野に特徴があるため、自分の興味や専門性に合った会社を選ぶことが大切です。

技術者派遣会社ならどこも同じというわけではありません。自分に合った働き方ができる環境かどうかを見極めましょう。

入社直後から、大手の長期プロジェクトに関われるチャンスも

技術者派遣会社の持つ実績にもよりますが、入社間もない若手であっても、大手メーカーで研究・開発・設計といった長期のプロジェクトに参画できるケースがあります。仕事への取り組み方や成長意欲が評価されれば、より責任あるポジションを任されることもあります。努力を重ねて実績を積んでいけば、将来的にプロジェクトリーダーにステップアップしていくような方もいらっしゃいます。

意欲的にスキルを吸収することで、より大きな長期プロジェクトで活躍できる未来が開けていきます。

技術が身に付く環境とは?成長のカギは、主体性

技術を身に付けるうえで最も大切なのは、主体性です。どのような環境であっても、自ら学び続ける意欲があれば、技術は必ず身に付いていきます。特に入社から最初の2年間は、先輩や上司から多くを学べる大切な時期です。わからないことを素直に聞きながら、少しずつ知識やスキルを身につけていくことで、自然と自信にもつながっていきます。
環境に慣れてきたら、学んだことを自分なりに活かしてみるのも一つのステップです。自分のペースで学びを重ねていく中で、技術者としての成長を実感できる場面もきっと増えていくはずです。この学びのサイクルを回せるかどうかで、技術が身につくスピードは大きく変わってくるはずです。

与えられた環境の中で、どれだけ積極的に技術を吸収しようとするかが、成長のスピードを左右します。

技術者派遣という働き方を選択肢に加えてみませんか

エンジニアとしての専門性を追求したい、様々な現場で経験を積んでスキルアップしたい、といった希望がある方にとって、技術者派遣はご自身のキャリアプランを実現するための有効な働き方になり得ます。あなたらしく働くための選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。